私は島根県出雲市斐川町で生まれ育ち、今も斐川町で生活している、今まで県外での生活したことはないです。

訳あって7年位前から、島根県内の市町村の観光名所、有名な史蹟跡、隠れた史蹟跡の巡りを行っています。

　今年４月に近くの出雲市平田美保町唯浦地区に「義勇の碑」があると聞き感心があり見学に行きました。

この碑は、嵐の中を漁船の救助に向かい、命を落とした若者１５人を追悼する碑です。

見て大変感動しました。

　石碑に書いてある文には、　

大正元年１２月２７日午前１０時ごろ

隣町塩津の、漁船２６隻が操業中急に大嵐に会って、遭難救助求めた、塩津地区民が

唯浦（美保町）に救援を求めに来た、求めに応じ地区青年１５人が救助に行き多数連れて帰った、自力で帰った船があったがしかし依然３隻が行不明だった。

その為午後２時ごろ２回目の救助要請があり、１５人の青年は疲労した体で昼食もとらないで、嵐の中２度目の救助に向かったが、しかし全員戻る事はありませんでした。

地区民は大変悲しみました。

大正４年に唯浦１５人の追悼する碑が唯浦天狗岩に「義勇と」奉られた。

何年か置きに慰霊祭が行われる（昨年１００年祭行われた）

「義勇」とは人のため勇気をもって行動できる意味らしい。

現実現場で見て、こんな立派な碑が出雲平田にあるとは大変感動した。

最初現地が分からなく平田市内で、道中何人かに聞いたが詳しくはわからないと言われた平田唯浦こんな立派な、義勇の碑。また出来事が地元住んでいて知らないとはすこし残念な気持ちがした。

 

今後いつか慰霊祭に参加したいとつくずく思った。                           工務部　湯原